高水山古式獅子舞 2011年版(1)
東京都青梅市

(青梅市指定無形民俗文化財)
撮影日:2011/04/10

感想・印象など

ここの獅子舞を撮るのは2年ぶりである。前日の土曜日の「揃い」は山の麓の常福院で行われるが、この日日曜日は高水山(標高759m)の山頂近くにある常福院不動堂で行われる。
今では林道があるので獅子舞関係者のほとんどは車で不動堂まで来るのだが、獅子頭だけは今でも若者たちが麓から1時間ほど山を登り担いで持ってくる。
不動堂にあまりに早く着いたため、まだ観客も関係者もほとんどいなかった。
早朝の不動堂は朝靄に包まれかなり冷え込んでいた。
東日本大震災後は自粛された獅子舞も多いらしいが、ここは幟を上まで揚げ切らず「半旗」として弔意を示し、義捐金の募金箱なども用意されていた。
Webページ「高水山古式獅子舞」によれば、ここの獅子舞は1795年免許皆伝(伝授は1768年)以来、日露戦争中の1905年(明治38年)に1回だけ披露されなかったことがあったが、それ以外はたとえ第2次大戦中でも休むことなく行われていて、日清、日露および第二次大戦でも、高水山の獅子舞役者およびその経験者は戦地から無事帰還したと言われているそうである。



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